ドイツ生活の手引き

Bruttogehalt & Nettogehalt
税込み給料と手取り収入

 

money-167733 640ドイツの月給と給与税等級

ドイツで毎月給与をもらう人は必ず所有していた Lohnsteuerkarte(税金カード)は,2013年1月1日を以って廃止されました。税金カードに代わり,電子処理の源泉給与税控除証 LohnSteuerAbzugsMerkmale (ELStAM)が導入されています。
全部で6種類ある給与税の等級の対象者は次のようになります。

- Lohnsteuerklasse I(給与税等級 I)
単身(未婚者,死別者,離別者,常時別居者で,III または IV に該当しない者,配偶者が外国に居住している者を含む)

- Lohnsteuerklasse II(給与税等級 II)
給与税等級 I に属し,母子・父子家庭の税金減額が適用される者

- Lohnsteuerklasse III(給与税等級 III)
同居または常時別居していない既婚者で2人共,納税義務者であるが1人は所得を得ていない者(死別や離別した年の I, II の該当者を含む)

- Lohnsteuerklasse IV(給与税等級 IV)
同居または常時別居していない既婚者で2人共,納税義務者であり,2人共,所得がある者

- Lohnsteuerklasse V(給与税等級 V)
給与税等級 IV に属し,一方の配偶者が申請により給与税等級 III に属している者

- Lohnsteuerklasse VI(給与税等級 VI)
等級 VI は,上記の等級に属しながら,異なった収入形態があり,別途に ELStAM(源泉給与税控除証)が必要となった人に与えられる特殊な等級です。

 

月給から引かれる税金・社会保障費


Lohnsteuer(給与税)

ドイツでは現在,14-45%の所得税が課されますが,給与等級に沿って月給から源泉徴収されます。

Solidaritätszuschlag(連帯追加金)

東西ドイツの統一による費用を全国民が助けるという目的で1991年に導入された強制的支援金です。
現在は,給与税の5.5%となっており,税務署から徴収されます。

Kirchensteuer(教会税)

キリスト教系(カトリック,プロテスタントなど)の教会に属している人たちが支払う税金。
州によって異なりますが,給与税の8-9%が一般的です。
多くの日本人は支払う必要はないようです。

Krankenversicherung(健康保険料)

ドイツの健康保険料は,使用者と被雇用者が約半分づつ支払います。
2014年度は,税込み給与額の15.5%が健康保険費で,使用者側が7.3%負担し,被雇用者側は8.2%支払います。
注)健康保険法の改正で2015年度は上がることが予測されています。

Rentenversicherung(年金保険料)

年金負担も同じくドイツ全土共通で税込み給与の18.9%。使用者と被雇用者が50%づつ折半します。

Pflegeversicherung(介護保険料)

ドイツの全州で共通ではありませんが,使用者・被雇用者共に税込み給与額の約1%を健康保険料に追加する形で介護保険料金として支払います。

Arbeitslosenversiceherung(失業保険料)

失業保険料も通常は使用者と被雇用者との折半でそれぞれ1.5%,計3%を支払います。
公務員および兵役勤務,そして月収450ユーロ以下のミニジョブの人たちは免除されます。


給与明細書は,賃貸アパートを借りるときをはじめ,必要になることが多いので必ず保管しておきます。
手取りの給料も大切ですが,教会税を除く上記の料金がすべて正当に支払われていることも一度確認しておきましょう。
給与明細に記載されていない場合は,必ず使用者に説明を求めてください。

インターネットでも,いろいろ自動給与計算機能が提供されています。
>>> www.brutto-netto-rechner24.de/

 

einkommensteuer最低賃金

2015年1月1日より,ドイツに最低賃金制が導入されます。
学生アルバイトを含む全ての人の時給は,8.5ユーロとなりますので,それ以下の人たちは正式に雇い主に要求することができます。
注)研修生やインターンの人たちは別途規則が適用されます。

Minijob

いわゆるミニジョブと呼ばれているパートタイムは,現在450ユーロです。
使用者にとって税金,社会保障費などの支払い免除が利点とされていますが,詳細な点では微妙で複雑です。
しかし,労働法としては,正式な従業員との差はなく,時間外労働は別途支給,そして休暇なども請求できる権利を有しています。